2012年6月17日日曜日

数学のあつまり

2日前にメールで流れてきたイベント.
ずいぶんとギリで流れてきた.

本当は ALL ASIAN DXに参加していたのだけれど,有名な人が出るので,一目見たくて出かけてきた.(ミーハー)

後楽園駅は高架になっている.丸ノ内線は台地の浅い地下をを通るから,台地の谷間で地上に出る.
後楽園はいろいろ集客機能があるらしく,駅のトイレの行列が長かった.


行き先は中央大.

まずは,自分もいくつか著書を持っている,野崎昭弘先生.

本を持ってきてサインでも貰えばよかったw
整数論とRSA暗号の話.まぁ,自分は授業で扱ったこともあるから,理論的は背景はすんなり理解できる.
でも,授業の扱い方に関して,ちょっと新しい視点がもらえてよかったかな.

伊藤先生はエンターテイナー(笑
始終笑いが絶えない.
こういう授業を目指したいものである.

午後は特別講演で,前広島市長・数学者 秋葉忠利氏.
核廃絶への執念というか行動というか.
「現代では,新潟と長野でトラブルになっても,『川中島で決戦』とはならない.核廃絶は武田信玄や上杉謙信に『話し合いで解決しましょうよ』というのと同じこと.遠い道のりのようだけれど,必ず実現できるはず.」

つまり「核兵器は絶対悪」「孫や子をこんな目に合わせたくない.」はあらゆる違いを乗り超えて地球市民の共通のものにしようということ.

パッチワーク・キルト
維新から下山へ
立場や主義,信条を超えて,共通点(核廃絶)で行動
そのための寛容(必要条件を目指して自分を縛らない)
天動説→地動説
報復→和解
国家→都市
専門家任せ→市民が主体
イデオロギー主導→人間中心
少数派→多数派としての自覚(注:少数派とは一部マスコミや政府のプロパガンダのこと)
権威主義・支配/被支配→パートナーシップ
都市は武力を持たない(都市どうしが仲良くなると姉妹都市,国どうしは軍事同盟)
警察力は認めるが軍事力は持たない.
重層的なneighborhood・・・戦争にならない

専門家任せ→市民が主体
なんて,原発にも通じるよね.

追記:メールでも流れてきた.
講座の1つめは、元数教協委員長の野崎先生です。
新課程に入ってきた整数論の応用とした「暗号学」といったもので、公開鍵暗号方式を簡素化して教材化するヒントをいただいた感じがしました。自分の高校では難しいと思いますが、理数科の課題研究になると思います。

2つめは、わざわざ岩手から来ていただいた自称ザビエル「数学の伝道師」こと伊藤潤一先生です。
最近は「ネコ仙人」も一緒に登場するようで、授業で使う小道具も織り交ぜての話を十分に楽しませていただきました。

そして午後の特別講演は前広島市長で数学者の秋葉忠利さんでした。
午前中の講座を担当した野崎先生が講師紹介に立ち、その中で、秋葉さんが東京大学理学部数学科在学中に野崎先生が演習の時間を担当し、当時優秀な学生2人のうちの1人だったと紹介(もう1人は名前が出て来ないようでした)しました。
予定された演題は「市民の力が世界を変える~数学の視点・政治の視点で考える~」というものでしたが、「数学の視点」を「数学を勉強した視点」に変えてお話しをされました。

出だしは「右肩上がりから右肩下がり」というと2次元的な発想だが、五木寛之の「下山の思想」を引き合いに出して、「登山から下山に向かうのは3次元的な見方が必要で、下山の先には着地点としての平地=都市があり、その都市においてこそ文明が花開く」という都市論、平和論に入っていったように思います。そして今はパラダイム転換のときだ、とも。

「ヒロシマ以外にも多くの都市が戦争の被害者として歴史に名を留め、その惨劇を繰り返さないためにも平和を希求する市民の願い・声が国の枠組みを超えつつある」「都市と都市は姉妹都市でつながるが、国と国は軍事同盟」「都市は(警察力は持つ必要はあるが)軍事力は持たない」に続いて、「今や地球規模の問題を解決するためには国連の中に市民の声が直接届く仕組みが必要で、国連に下院の創設を!」「地理的にも歴史的にも元気な都市の特徴は寛容と多様性である」として、平和市長世界会議の議長をされただけに、時代を先取りするお話が聞けました。
また、パッチワーク・キルトを例に多様性を語りましたが、数学者としてはMITに留学し(大前研一とルームメイトだったそうです)、トポロジー・多様体を研究した経験が彼の「都市論」に影響を与えたようでもあります。
質疑応答で、核兵器廃絶について北朝鮮を例に実現の可能性はないのでは?という質問も出されましたが、長い歴史の流れの中で核兵器廃絶は必然であると、理想に近づく努力を力説されました。
また数学教育との関連を問われて、論理的に根拠をもって主張することの大切さと、寛容さは知性と感性を伸ばすことで生み出される、とも。
市長を退任したあとの今後の予定は?には、広島大学特任教授として「平和学」の授業を20人の先生がそれぞれ自分の得意分野を生かして自由に受け持っているが(広島大学では「平和学」が必修科目だそうで、道徳が必修科目の麗澤大学とは大違い!)、何とかその実践を本にまとめたい、と。

最後に息子さんから「父さんはこの歌詞が好きでしょう」とすすめられたロックグループの曲をYouTubeで聞かせてくれました。
Wanderland
作詞 菅原卓郎
作曲 滝善充
唄 9mm Parabellum Bullet

見えないラインで区切られた
ツギハギだらけの世界地図
国境は歴史の傷口で
治せる薬を探してる

遠い過去から
無言で届いたメッセージ

あぁ この星を歩き続けて
足跡もない風になるまで

砂粒よりかもちっぽけな
自分を見つけた世界地図に
短いタバコで火を点けて
現実世界を煙に巻く

天使の書いたシナリオ通り
大事なものから灰になる
でも悲しむなよ 子供達の瞳が新しい地図

あぁ この星を燃やし続けて
また逢えるまで 青い炎で 青い炎で

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